10 近くの物が見えにくい →老視
いわゆる老眼です。
個人差がありますが・・・40歳を過ぎた頃から近くの細かな字が見えにくくなります。
暗いところ、長時間の細かい作業の後では顕著となります。
原因は加齢による眼の調節力の低下です。
近視の方は老眼がないとよく言われますがすべての人に起こります。
12歳での調節力は ジオプトリーという単位であらわすと12D(ジオプトリー)
といわれています。
調節力は年齢とともに徐々に低下し個人差はありますが40~50代では
1~3D程度になってしまいます。
対策、治療はまずはメガネです。ご自分にあったメガネをかけましょう。
しかし見えにくいのを老眼だと思い込み他の病気の発見が遅れてしまうことがあります。
眼科の先生に診断を受けその上でご自分にあったメガネを処方していただきましょう。
以前よりコンタクトレンズをしている方には 近くが見えやすくなる
多焦点コンタクトレンズというものがあります。
またこれから白内障の手術を予定している方には 多焦点眼内レンズを
挿入するという方法もあります。
多焦点眼内レンズは
同心円状にいくつかのゾーンを持ち中央の度数を遠方に合わせそこから
外に向かって連続的にパワーを変えていく仕組みになっています。
最近注目されている分野で将来は、多くのかたがこの種類の
眼内レンズを挿入することになるかもしれません。
トピックス:老眼の治療、新しい多焦点眼内レンズ